舞台稽古をしました!

朝集まってから、リノを敷き、平台を組み立てた後、客席から見える景色はどんなものか、舞台袖からどう移動できるのか、二階への上り下りの具合はどうかなどなど、注意しながら小ホールの中を探検しました。

 舞台袖から客席への移動は傾斜があるので注意が必要です。舞台脇の二階へ上り下りする階段は、途中から材質が変わります。平台は、想像していたよりも低かったのですが、上がるには中途半端な高さで、そこから階段の踊り場に上がる段差も同じく中途半端、注意して動かないと蹴つまずいてしまいそうです。

 三方をお客さんに囲まれた今度の舞台は、唾を飲み込む喉の動きも見えるほど客席が近く、髪の毛一本気を抜く事が出来ません。端っこに座ったお客さんからは舞台袖が丸見えで、役者に息をつく暇も与えてくれないようです。
 少しでも自分自身を偽る事が出来ない、その時だけ上手くやろうとか、そういう安易な考えや甘えのメッキなんてこの舞台の上に立った瞬間にごりごと剥がされてしまう、そういう恐ろしさをこの舞台稽古を通して思い知らされました。
 
 今回、自分の内側や外側の甘さを浮き彫りにされた様な気がします。一ヶ月後この舞台に自信をもって立てる様に、残りの時間を作品と自分自身に真剣に向き合わねば。

でも、どうすれば・・・。