4月7日の稽古。

ブログ係の畦上です。

 今回の稽古で、やっと完成した台本が手元にやって来ました。佐竹さん。ありがとうございます。
 全部で16枚、紙の重さからか、それとも初めて手にする台本による緊張感からか、ズッシリとした重さを感じました。これまで、歌と踊りの繰り返しの練習に台本が加えられ、改めてミュージカルの舞台である事を認識し直しました。
 
 日曜日は、午前中台本の読み合わせをした後「mission in life」の稽古。お昼ご飯を挟んで、「Revolution」の初振り入れがされました。
 この曲目の振り付け担当の純さんは、どうやらこの曲には苦戦していたようで、前回か前々回の稽古の帰り道「いくら曲を聞いても良いアイディアが出てこない」と嘆いていたのを聞きました。生みの苦しみは大変なもののようで・・・。

 稽古の合間、みやこさんがyoutubeで見つけてきた映像を観る事になりました。佐竹さん曰く「ゴミ山の上で愛を叫ぶ」という曲目を演じるにあたって、それがどの様な事であるか、みんなに心得ていて欲しいまさにその映像であるとの事でした。
 その映像は、私たちの無意識が奪っていく幾千万もの命があるという事。その忘れてはならない事実の悲惨さを物語っていました。
 人の活動によって生み出されたゴミが散らばる草地に巣を構え子育てする鳥たち。親鳥、ひな鳥関係なく、命がつき、朽ち果てた身体の中から現れたのは、色とりどりの大量のプラスチックでした。餌と間違えて食べてしまったのでしょうか、お腹はいっぱいのはずなのに、何故か衰弱していく自分の身体をどんな想いで感じていたのか。そして、そんな状況に置かれていても、卵を暖め、子孫を残そうとする意思について、今の僕には考えても良くわかりません。
 本番まで2ヶ月と少し。舞台稽古含めても、稽古はあと22回。自分自身と向き合って行く中で、なにか見つける事ができれば良いのだけれど。
 
「ゴミ山の上で愛を叫ぶ」苦戦しそうです 笑

 以上です、また週末。